自己中心的で、ぶれない友人②

日々のこと

 

 

 

恐るべし、まんちゃん

前回、私が高校時代に、マイペースな友人、

まんちゃんにイラッとした話を書きました。

まんちゃんと映画に行った話です。)

 

 

今回は、私のイラッとなど、比べ物にならないほど、

可哀そうな経験をした、心優しい友人「テンコ」の話を書かせてください。 

 

 

私が、前回の「まんちゃんと映画事件」で、

まんちゃんと映画(遊び)に行かない!

と固く心に誓ったのを、察したのか?

まんちゃんは、テンコを映画に誘っていました。

 

 

 

ある月曜日の朝に、いつものように教室に入った私に、

「ねぇ、さっち!さっち!」

と大声で、まんちゃんが声を掛けます。

 

声の方向に顔を向けると、

自分の席に座っている、テンコと、

その前に立っている、まんちゃんがいます。

 

私は、

「おはよう~♪」と、にこやかに二人のそばに行きました。

すると、

私が、そばに来るなり、まんちゃんが、

「ねぇねぇ、さっち、テンコに言ってやってよ!」

と鼻息荒く、まくしたてます。 

私は、サッパリ要領を得ず、どうしたのか?たずねると、

昨日の日曜日に、テンコと映画の約束だったことを、

まんちゃんが熱く語りだしました。

 

 

心優しい友人

テンコと、まんちゃんも、私の時と同じように、

・事前に各々、前売券を購入

・映画館近くの、Mバーガーショップで待ち合わせ

そして、、、

例のごとく、【まんちゃんが遅れた!】そうです。 

 

 

ただ一つ違ったのは、

【テンコが(私と違い?)優しかった】のです! 

  

そうです、

待ち合わせ場所に現れない、まんちゃんを、

テンコは、ただひたすら待ったのです。 

映画の上映開始になろうと、ひたすら、待っていたのです。

  

まんちゃんは、と言うと、

遅れたので、待ち合わせ場所に寄らずに、

一目散に映画館に飛び込んだそうです。 

そして、

映画館で、テンコを必死になって探したそうです。 

  

どんだけ、まんちゃんが必死に探そうとも、

テンコを見つけることは出来ません。 

 

だって、

テンコは、

【遅れたまんちゃんを、待ち合わせ場所で、ひたすら待っているのですから!】 

  

まんちゃんは、一人で映画を見て、

テンコは、一人寂しく家路についたそうです。

 

 

まんちゃんの言い分

私は、まんちゃんの熱のこもった説明を聞きながら、

「テンコ優しいなぁ。Mの前で、まんちゃんを待ってたんだぁ。」

と、心の中で思いました。 

 

ひとしきり話し終わった、まんちゃんは、 

 

「もぉ~、私、一人で映画見たんだよぉ~

映画ってさぁ~、見た後、感想を語り合うのが、醍醐味じゃん!」 

 

「ギリギリになったから、待ち合わせ場所に寄ってたら、

映画におくれるじゃん。だから、映画館に行くでしょ、普通!」 

 

「何で、テンコ、映画館に来なかったの?」  

 

「ねぇ~、さっちは、機転を利かして、私の席まで取っててくれて、

一緒に観れたんだよねぇ~、さっち!」 

 

 

 

どこをどう切り取っても、

だれが聞こうとも、 

【まんちゃん、間違ってるよ!】と言う状況でしょうが、  

 

気の弱い私は、、、

まんちゃんの圧の強さに、苦笑いするのが精一杯でした。。。

 

テンコ、ごめんね。

今なら、「まんちゃん、テンコを責めるのは止めようよ」

と言えると思います。 

  

テンコは、と言うと、、、

「そうだったんだぁ~、ごめんね。」

と(いささか不本意ながら?)謝っています。 

 

 

謝るべきは、まんちゃんだと思います。 

まんちゃんの中では、

「自分が待合せに遅れたこと」を、どう捉えているのでしょうか? 

 

想像すると、

「まっ、少し遅れたのは、マズったかもだけど~、

上映開始には、間に合ってるし~、

だから、テンコが、(さっちのように)臨機応変に対応して、

映画館に来てくれたら、問題なしじゃん!」

と言う、 

自分の失敗は、軽くスルーして、

それを相手(テンコ)にカバーさせる

まんちゃんの声が聞こえて来そうです。 

 

 

 

 

だけど、まんちゃんのこと、好きかも?

散々、2記事に渡り、

まんちゃんのことを、ディすり?ましたが、

実は、私は、

まんちゃんのこと、けっこう好きです。 

 

好き、というか、

気が合う、(認めたくないけど)似ている、と思います。 

 

似ているからこそ、

映画の待ち合わせで、スムーズに二人で隣同士の席で

映画を観ることが出来たのだと思います。 

 

客観的に言って、

大多数は、あの状況では、テンコのような対応だと思います。 

 

正直言って、

私は、(まんちゃん程ではないと信じたいですが)

世間の大多数の感覚から、ズレていると、感じています。 

 

マイノリティな、似た感覚を持つ、まんちゃんとは、

気取らず接することが出来て、楽ちんです。 

 

そんな、まんちゃんと最後に会ったのは、私の結婚式でした。

あれから、25年、

今は全く音信不通ですが、まんちゃんは、今、どうしているかなぁ? 

 

 

 

 

愛 ∞ 感謝 ∞ 光

 

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