
「デクスター」と言う、アメリカドラマをご存知ですか?
シーズン1は、2006年に放送され、
シーズン8(2013年)まで、シリーズ化されました。
シリアルキラーが主人公と言うので、
「デクスターが好きなんだよね。面白いよ♪」
と言いにくい感じもありますが、
お勧めのポイントを、お伝えいたします。
お勧めの理由、ネタばれ無し
①筋・ストーリーが、しっかりしています。
➝ 主人公、デクスターは、警察の鑑識で働いている、シリアルキラーです。
ですので、
証拠隠滅の方法などが、完璧な点も良いです。
シーズン1で、回を追うごとに、
デクスターの幼少期のトラウマから、生き物を殺める衝動が明かされます。
ですので、
ほんの少し、デクスターの行動を、理解できます。
②シーズンごとに、完結します。
➝ 1シーズン、12話で、日々の事件と、
シーズンを通しての大事件が、描かれます。
大きな事件は、シーズンの最後に完結するので、
ダラダラ、次のシーズンを見続けさせられる事はありません。
この辺りは、
個人的に、とても好感が持てます。
③1シーズン、12話と、比較的コンパクトです。
➝ 無駄な引き延ばしがなく、サクサク進みます。
④シリアルキラーではなく、必殺仕事人です。
➝ 主人公の殺める相手は、法の目をかいくぐった「殺人者」です。
ですので、
大昔の時代劇、「必殺 仕事人」と、同じスタンスです。
(仕事人は、理不尽な目にあって命を落とした身内の依頼を受けて、
その悪玉(悪徳商人など)を、あの世に送ります。)
デクスターの場合は、「依頼」こそ受けませんが、
独自に調査し、殺人者と確認した後、事を成します。

⑤シーズンを追うごとに、主人公が人間的な心の成長をします。
➝ 現在、私は、シーズン5まで見ましたが、
主人公が、
・他者を愛すること
・自分の本能を承認してもらう事への欲求
など、心の動き(成長)が、あります。
シーズン1、ネタばれ感想 冷凍庫キラー
シーズンを通しての、大事件は、「冷凍庫キラー」です。
この冷凍庫キラーは、
デクスター並みに、「完璧な仕事」をします。
警察の鑑識に努めるデクスターは、当然、その「仕事(遺体)」を
目の当たりにするのですが、
あまりの完璧さに、心の中で称賛するほどです。
➝ この辺りの、デクスターの異常ぶりが、結構好きです。
同じ殺人者同士、何か通じ合うのか、何故だか、
冷凍庫キラーは、デクスターに色んなメッセージを送ります。
➝ この辺りは、最終話で「!」驚きと共に、納得します。
さてさて、盛大にネタばれトークです。(笑)
デクスターの(義理の)妹、デボラは警察官で、刑事に昇進します。
そのデボラ、
そうとは知らずに、冷凍庫キラーと付き合い、殺されかけます。
冷凍庫キラーが、デクスターに近づいてきていたのは、、、
実の兄弟だったから!!
この事実が分かるのは、12話です。
この事実が分かる瞬間が、、、、凄いです。 上手いです。
唸りました!
デクスターのトラウマ現場(母親が殺され、血の海)が、
シーズンを通して、時折、出てくるのですが、
最終話で、その現場には、
3歳のデクスターと共に、5歳の兄(冷凍庫キラー)も、
一緒にいた!のです。
そして、
冷凍庫キラーの職業は、義足などの専門技師なのですが、
これも、
母親の死に由来しています。
デクスターの職業、血液専門の鑑識も、トラウマ由来です。
この辺りの、細かな設定と、伏線の回収は、素晴らしいです。
シーズン1、ネタばれ感想 デクスターの父
デクスターの父は、警察官です。
亡くなっている設定ですが、時折、回想シーンで出てきます。
なんと、父親は、デクスターの異常性を知っていました。
そして、
驚くことに、
異常性を正すのではなく、警官のスキルを全投入して、
「捕まらないように」、ルールを教え込むのです。
この辺り、初めのうちは、「?」理解しがたかったのですが、
デクスターの生い立ち、トラウマを知り、
そして、
デクスターの父親は、
デクスターの母親が殺害された事件の担当で、第一発見者と知り、
少し納得しました。
事件現場で、
5歳の男児(後の冷凍庫キラー)は、トラウマが酷すぎで、手に負えないが、
3歳のデクスターならば、大丈夫だろう、と養子にします。
12話に、盛りだくさんな内容で、見ていて全く飽きません。
2021年7月現在、
アマゾンプライムビデオで、シーズン8まで見放題です。
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